清明祭(シーミー)の重箱料理☆安心できる3つの基本

清明祭(シーミー)の重箱料理☆安心できる3つの基本

清明祭(シーミー)の季節がやってきましたね!2019年度の清明の入りは4月5日、この日から4月20日までが2019年度の清明の節気です。

(大まかな日にちは同じですが、毎年少しずつ時期はずれます。ちなみに2020年の清明の入りは4月6日です♪)

清明祭(シーミー)のお供え物(ウサギムン)と言えば、重箱(ジューバク)料理の御三味(ウサンミ)ですが、祝事と弔事では違うなど、なにかと複雑で曖昧ですよね。

そこで今日は、清明祭(シーミー)の御三味(ウサンミ)、基本の5つの習わしをいくつかお伝えします。


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清明祭(シーミー)の重箱料理☆
安心できる3つの基本

そもそも、沖縄の重箱(ジューバク)料理とは

沖縄では旧正月や旧盆、清明祭(シーミー)はもちろん、初七日(ハチナンカ)や四十九日(シンジュウクンチ)など、供養の場でも欠かせないのが、重箱(ジューバク)料理です。

重箱(ジューバク)料理のおかずは地域や家によって、さまざまに違いはありますが、一般的な習わしをお伝えします。

【 沖縄の重箱(ジューバク)料理の基本 】

① 「チュクン(両方)」と「カタシー(片方)」

… 沖縄ではお供養でもお祝い事でも、その行事の規模によって、「四重」の「チュクン(両方)」と、「二重」の「カタシー(片方)」で使い分けます。

② おもち重とおかず重

… チュクン(両方)であればおもち重が二重、おかず重が二重、の四重です。カタシー(片方)であれば、おもち重一重、おかず重一重の二重になります。

③ おかず重は賽の目に詰める

… おかず重のおかずは綺麗な賽の目に分かれ、キッチリと詰めます。(上の写真のような詰め方です。)

④ おかず重の「おかず」は「御三味」

… おかず重には御馳走を意味する御三味(ウサンミ)を詰めます。御三味は「海・山・土」を意味し、例えば「魚・豚・野菜」などの具材で調理します。

⑤ 奇数品目、奇数個を詰める

… 沖縄では「奇数」が重要です。おかずは5品・7品・9品、おもちは9個(3列×3個=9個)、15個(3列×5個=15個)などで用意してください。

…以上が重箱(ジューバク)料理の広く伝わる習わしですが、その他にも地域や家によってさまざまな慣習が見受けられます。

例えば、「中央列のおかずが決まっている」として、中央列の上段が昆布、中央がかまぼこ、下段が豚肉…、とする家や地域も多いです。

供養の重箱、お祝いの重箱

沖縄の拝み事に欠かせないお供え物(ウサギムン)が重箱料理ですが、その内容はお供養事とお祝い事で使い分けなければなりません(*^_^*)

本州でも四十九日までは白い菊の花を供えて、カラフルな花を飾らないなどの習わしがありますよね。沖縄の重箱(ジューバク)料理でも、お供養事ではあまり色を用いません

【 重箱料理、お供養事とお祝い事の違い 】

★ お供養事 ★

① もち重 … おもちは「アンコの入っていない」「白もち」のみを用意します。

② 昆布 … 返し昆布

③ 三枚肉の煮付け … 三枚肉の煮付けは作り方は同じでも、詰め方が変わります。供養事では皮部分が上になるように詰めてください。

④ おかず … かまぼこは白いもの、田芋(ターンム)はNGです。家によっては魚などを避けて、ごぼうや大根など、野菜類を準備します。

★ お祝い事 ★

清明祭(シーミー)もこちらのお祝い事に当たります。

① もち重 … おもちはアンコを入れた赤いもち黒砂糖入りのもちなどを奇数個詰めてください。

② 昆布 … 結び昆布

③ 三枚肉の煮付け … 皮部分が下になるように盛りつけます。

④ おかず … かまぼこは赤いものをおかず重の中央に詰めることが多いです。お祝い事の食材である田芋(ターンム)料理も問題ありません。

…などなどが挙げられます。ちなみにお祝い事のおもち重では、「アンコの入った白もち」は避けてください。

墓前でのお供え物の並べ方

清明祭(シーミー)はお墓参り行事ですので、お参りに来たら最初にヒジャイガミ(土地神様)、続いて墓前へ重箱料理を供えます。

ヒジャイガミ様へはお重の四重を、二列に重ねて供え、墓前では四重を横一列に並べる家も多いです。この時、並べ方にも習わしがあります。

【 清明祭(シーミー)重箱の供え方 】

① ヒジャイガミ様へ二列×二段に重ねて並べる

… お墓に向かい左側がおかず重(その下の段もおかず重)、右側にもち重(下の段ももち重)に並べてください。

② 墓前へ四列×一段で並べる

… お墓に向かい左側から、おかず重→もち重→おかず重→もち重の順番で横一列に並べます。

この他にも、二列×二列×一段の供え方もありますが、一般的にはこの二種類の供え方が多いです。また、おかず重は詰めているおかずの「向き」まで気を付けると、より丁寧かもしれません。

【 清明祭(シーミー)で供えるおかずの向き 】

★ おかず重は、墓前側に豚肉人側(手前)に昆布がくるように並べます。

・ ただし、二列×二列×一段の供え方では両端に豚肉が配されるように並べるのが一般的です。

重箱(ジューバク)以外にも果物の盛り合わせ皿と、お菓子(ムィグヮーシ)の盛り合わせ皿を供えますが、清明祭(シーミー)のお菓子はお祝い事なので、真っ白な供養事とは違い、ピンクなどの色付きを選んでください。

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄の清明祭(シーミー)に向けて、重箱(ジューバク)料理の準備の仕方(詰め方など)や、供え方についてお伝えしました。

本来はヒジャイガミ様への重箱(ジューバク)、御先祖様への重箱(ジューバク)と、二回分を用意するものですが、四段のお重を二回分となると、準備もかなり大変ですよね。

ですから昔から、「ウチジヘイジ」と呼ばれる補充用のおかずも準備します。

ヒジャイガミ様へ先に取り出したおかず「お初(ウハチ)」を供えた後(ひっくり返してお重の上に乗せてください)、ウチジヘイジから空いた部分のおかずを補充し、墓前へと移ればOKです(*^_^*)

重箱(ジューバク)から取り出すおかずは、一品につき二切れずつほど取り分けます。拝んだ後は、お皿に盛りつけて供えてください♪

【 沖縄の旧暦行事、清明祭(シーミー)の記事 】

・ 清明祭(シーミー)2019年☆基本をおさらい、その1
・ 清明祭(シーミー)2019年☆基本をおさらい、その2
・ 清明祭(シーミー)2019年☆基本をおさらい、その3
・ 清明祭(シーミー)のお供え物☆安心できる5つの基本
・ 清明祭(シーミー)で拝む言葉☆お参りでの5つのグイス
・ 霊園での清明祭は初めて!本州や大きな門中に学ぶ

まとめ

清明祭(シーミー)で供える基本とは

・もち重二段、おかず重二段の四重を用意する
・おかずは奇数品目、おもちも奇数個を詰める
・お祝い重は色付き、おもちはアンコ入りもある
・向かって左側がおかず重、右側がおもち重
・お墓側に肉、人側に昆布がくるように供える
・ウチジヘイジを準備して穴を補充する

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