ナンカヌスク(七日節句)☆旧暦1月7日、沖縄の七草粥

ナンカヌスク(七日節句)☆旧暦1月7日、沖縄の七草粥

ナンカヌスクは漢字で書くと「七日節句」旧暦の1月7日になりますが、新暦1月7日に行う全国的な七草粥に似ていますよね。

確かに新暦と旧暦の違いはありますが、起源を辿ると同じく、中国「六朝時代」に行われていた正月行事の影響を受けていると言われています。

沖縄では「春の七草」と同じ野菜ではありませんが、七種の野菜を入れた雑炊「ナージューシー(菜雑炊)」をいただき、家族の健康を祈願します。

ぜひ家族の健康を祈願して、安心したいですよね。そこで今日は、沖縄のナンカヌスク、ヒヌカンとお仏壇への拝み方やナージューシーのレシピをお伝えします♪


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ナンカヌスク(七日節句)☆
旧暦1月7日、沖縄の七草粥

ナンカヌスクは旧暦1月7日

トゥシヌユール(大晦日)から旧正月に掛けて、豚料理などの御馳走続きで胃腸が疲れる時期、優しい菜ものがいっぱいのお粥は体にも染み、ありがたいですよね。

【 ナンカヌスク(七日節句)の日 】

★ ナンカヌスクが「七日節句」と呼ばれるように、何かと忙しい沖縄の旧正月も落ち着き始めた頃、旧暦1月7日がナンカヌスクです。

・ 2019年の新暦では、2月11日!家族の干支によってはマドゥトゥシビーの拝みが残っていますが、ヒヌカンのお迎えを終えて、一息ついた頃に行います。

この日は「松の内」と呼ばれるお正月期間の最後、ひとつの区切り目でもあり、この時期から少しずつ、お正月行事が落ち着いてくると考えてください。

ナンカヌスクにいただく「七草」

全国的な七草粥では、春の七草をいただく慣習がありますよね。けれども昔の沖縄では、全国的な「春の七草」を揃えることは難しいものでした。

そのため、春の七草を沖縄ならではの野菜で代用するようになり、現代でもその慣習は続いています。ですので、「七草」の内容にはあまりこだわらない家庭も、多いのではないでしょうか。

【 沖縄のナンカヌスクに多い「七草」 】

★ 昔ながらのナージューシー(菜雑炊)で、多く用いられてきた野菜には、このような種類があります。

① ハンダマ(水前寺菜)
② フーチバー(よもぎ)
③ シマナー(高菜)
④ ンスナバー(不断草)
⑤ ビラ(ネギ)
⑥ サクナ(長命草)
⑦ デークニバー(大根葉)

…ただ、最近ではさらに自由になっている家庭が多いです。(これは全国的にも同じような傾向があるでしょうか。)

特にお子様がいる家庭では、子どもも美味しくいただけるようにと、ハンダマやフーチバーなどの癖の強い野菜を避け、ニラやほうれん草、水菜や白菜などで代用するお母さんの声も聞こえます。

ナージューシーの作り方

ナージューシー(菜雑炊)はいわゆるお粥さんなので、作ると言ってもとても簡単です♪

一人暮らしだったりすると、炊いたご飯と水でお粥を作り、みじん切りにした野菜類を入れ、塩で味付けをする方も多いですよね。「レトルトの白粥から作ってしまう!」なんて方もよくいます。

今回は、昔ながらの基本的な作り方と共に、ちょっとしたアレンジ例をお伝えします。

【 ナージューシーの作り方 】

★ 材料 ★

・ お米 1カップ
・ お水 たっぷり(お米の5~6倍ほど)
・ 七種の野菜 それぞれ適量
・ 塩 少々

《 味付けをしたい場合 》

・ だし汁(お水の代わりに4カップほど)
・ 味噌
・ シークワーサー
・ 胡椒
・ 油

… などなど

★ 作り方 ★

① お米をよく洗い土鍋に入れます。

② 味を付けたいならだし汁、お粥さんで大丈夫ならお水を加えて、柔らかくなるように、しばらく浸けておいてください。

③ その間に野菜を塩水でサッと茹でてザルに上げ、水で締めて色味を新鮮に保ちます。根菜類でしたら茹でるなどして、柔らかくします。

④ ③の野菜類を細かく刻んでください。

⑤ じっくり浸けた②のお米を炊きます。土鍋の蓋は閉まったまま、強火に掛けて泡が吹くまで沸騰です。

⑥ 泡を確認したら、すぐに弱火にして30分そのまま弱火に掛け続けてください。

⑦ 30分経ち蓋を開けてお粥ができていれば、④の野菜類を投入します♪

⑧ 本来はここで最後に塩で味を調えて完成!

★ 味付けアレンジ ★

⑨ 味噌味にしたければ、ここで溶いた味噌を廻し入れてください。(味噌味の場合には、だし汁で炊く方がおすすめです。

⑩ 最後に油を回し入れ、盛り付け時にはお好みでシークワーサーの搾り汁や胡椒などを振り掛けていただきます♪

…30分弱火で炊く時には、時々蓋を開けて中をチェックして構いません。この時、あまりに汁気がなくなる時には、水を足して炊いてください。

ヒヌカン、お仏壇に供える

ナンカヌスクでは、出来上がったナージューシーはヒヌカンとお仏壇へ供えます。神様であるヒヌカンには、ナージューシーのお椀のみ、お仏壇にはウサチ(酢の物)とお箸も一緒です。

【 ナンカヌスクでの供え方 】

① ヒヌカン … お椀に盛ったナージューシーを供えたら、下記のような内容を(自分の言葉で良いので)お伝えします。

「ウートゥートゥー、ヒヌカンガナシー、本日はナンカヌスクの日でございます。

七種の野菜を入れたナージューシー、ウサチ(酢の物)をお供えして、ナンカヌスクの拝みを行いますので、どうぞ何事もなく、無事に拝みが進みますよう、お見守りください。」

② お仏壇 … 黒膳にナージューシー、小皿で副菜のウサチ(酢の物)、お箸を揃えてお供えし、拝みの言葉を唱えてください。

「ウートゥートゥー、ウヤフジガナシー、お蔭様で本日無事に、ナンカヌスクの日を迎えました。

本日、七種の野菜を加えた御馳走のナージューシー、○○のウサチ(酢の物)をお供えして、家族皆で拝みを捧げております。

どうぞ本年も一年、この家族に何事もなく、健康で安全に過ごすことができますよう、ミーマンティー ウタビミスーリー(見守っていてください)、ウートゥートゥー」

…お仏壇(御先祖様)が複数いらっしゃる場合には、左右対にして、ナージューシーとウサチ(酢の物)のお膳をふたつ用意してください。

また、御先祖様へ拝むお仏壇では、「ミーマンティー ウタビミスーリー(見守っていてください)」とお伝えするのが、一般的な慣習です。

 

いかがでしたでしょうか、今日は旧暦1月7日、新暦2019年では2月11日に行う沖縄の旧正月行事、「ナンカヌスク(七日節句)」の拝み方をお伝えしました。

ナンカヌスクの料理、「ナージューシー(菜雑炊)」レシピもお伝えしましたが、今では本文中でもお伝えしたように、より子どもも美味しくいただけるように、さまざまなレシピで作られています。

特に人気があるのはシーチキンなどを入れたもの…、一方で大人の間ではフーチバー(よもぎ)をたくさん入れた、「フーチバージューシー」も人気です(*^_^*)

基本の雑炊を作って、小鍋でそれぞれの好みに合わせて作ることもできるので、ぜひ、家族で楽しみながらナンカヌスクを進めてみてはいかがでしょうか♪

まとめ

ナンカヌスクの進め方

・旧暦1月7日、2019年は2月11日に行う行事
・七種の野菜を入れた「ナージューシー」をいただく
・春の七草ではなく、手に入れやすい野菜で代用する
・お粥を先に作って、刻んだ野菜を入れて作る
・ナージューシーはヒヌカンとお仏壇へ供える
・ヒヌカンへはナンカヌスクの報告をする
・お仏壇へは見守ってもらえるよう、祈願をする

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