ムーチーの作り方☆無病息災を願う3つの祈願 | おきなわごころ、かみさまとの暮らし方

ムーチーの作り方☆無病息災を願う3つの祈願

ムーチーの作り方☆無病息災を願う3つの祈願

ムーチーは旧暦12月8日、新暦2019年では1月13日(日)ですよね。南部の我が地域では、スーパーに行くとサンニン(月桃)の葉が売られています。

今では「サンニン(月桃)の香りが苦手~!」と、あまり食べない子もいますが、この強い香りが悪しきものを跳ね除けます。

また子ども達とござを広げ昔話などを話しながら、お餅を葉にくるむ時間も、変えがたい時間ですよね。

そこで今日は、ムーチーの作り方と家族(特に子ども)の無病息災を願う、昔ながらの3つの祈願をお伝えします。


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ムーチーの作り方☆
無病息災を願う3つの祈願

ムーチーの作り方

本州ではお餅と言えば「餅つき」のイメージがありますが、沖縄の御願行事で作るお餅の多くは、もち粉で作ります

基本のムーチーの材料はごくごくシンプル!もち粉を水で溶きこねるだけですが、今では美味しく甘くアレンジしたり、色とりどりに仕上げる家庭が多いのではないでしょうか。

【 ムーチーの基本の作り方 】

☆ 基本のムーチーは、もち粉1000gに、水1400ccほどが目安です。お砂糖を入れるなら450g位を入れてください。

① もち粉とお砂糖を入れたボウルに、水を少しずつ入れて溶きまぜ、練っていきます。

② この分量であれば、用意するサンニン(月桃)の葉は、中くらいの大きさで15枚ほどでしょうか♪

③ 耳たぶの柔らかさになったら、冷蔵庫で一度休憩です。20分くらい休ませてください。

④ ムーチーの葉は良く洗い、食べる時にはがしやすいよう、表面にサラダ油を塗ります。

⑤ ③のムーチーを、家族でくるくると④のサンニンの葉にくるみます。写真のように長方形にくるむのが一般的です。最後は紐で留めてくださいね(*^_^*)

⑥  蒸し器で蒸します。一度湯気が出るまで沸騰させたら、くるんだムーチーを入れて蒸し始めてください。20分~30分が目安です。 

お水は大まかな目安です。少しずつ入れながらこねていくので、分量より少なくても「耳たぶくらいの柔らかさ」になれば、それで問題ありません。

【 ムーチーアレンジ 】

☆ 最近では、黒砂糖やきび砂糖で甘みを付けたり、紅芋やカボチャで色付けをするムーチーが多いです。

① 黒砂糖やきびさとうなどの粉ものであれば、最初の粉から混ぜ、一緒に水に溶いてこねてください。

② 生の紅芋やカボチャであれば、先に蒸かして潰し練り、出来上がった生地にまた混ぜ込んで作ります。

③ 「トーナチン」と呼ばれる、たかきびの粉もあります。よりウイロウのようなプルンとした触感です。

…今では紅芋もパウダーで販売されていますよね。子どもの様子を見ると、黄色のムーチーはカボチャの方が人気がありますが、スーパーではウッチン(ウコン)の粉が多いです。

ムーチーのさまざまな形

昔ながらのムーチーには、いろいろな習わしがありました。今ではサンニン(月桃)の葉で作るものしか見られませんが、実はクワの葉でも巻いていたんです♪

力ムーチー
※クワの葉でまいた、力(ちから)ムーチー

【 さまざまなムーチーの祈願 】

① 提げムーチー

特に子どもの健康祈願の意味合いが強いムーチー行事では、子どもの年齢分のムーチーを紐で繋げて、天井から吊るしました。

② 力(ちから)ムーチー

特に男の子に作った、力を付けるムーチーが「力(ちから)ムーチー」で、大きなクワの葉に包みました

③ 初ムーチー

産まれて初めて迎えるムーチーには、「ここまで元気に育ちました。」と言う、感謝とお祝いの意味合いもあります。そのため、近所にムーチーを配り歩きました。

提げムーチーは天井に吊るした後、子ども達は食べたい好きな時に、紐から取っていただきます。

力(ちから)ムーチーは、今ではクワの葉がそもそも購入しにくいのであまり見かけませんが、その昔は男の子のみいただくものでした。

ヒヌカン、お仏壇への供え方、拝み方

他の沖縄の御願行事と同じように、ムーチーもヒヌカンとお仏壇へお供えをします。どちらも、お皿に三つのムーチーを盛り付けて供え、拝んでください。

こちらもグイスと言うよりは、昔ながらの丁寧な沖縄言葉なので、内容を同じく、自分達の言葉でお伝えしても、問題はありません。

【 ムーチーでの拝みの言葉 】

☆「ウートゥートゥー、ヒヌカン(ウヤフジ)ガナシー、お蔭様で今年もムーチーの日を迎えました

縁起良く、ムーチーをお供えしていますので、どうぞヤナカジやシタナカジを追い払いくださいませ。果報のみを招き入れてください。

クワッウマガンチャー(子孫皆)、カラダジュウクシミティ クィミスーリー(体を丈夫にしてください)

どうぞ本年も変わりなく、ミーマンティーウタビミスーリー(見守ってください。)、ウートゥートゥー」

最初の一文にあります「ウヤフジ」は御先祖様のことです。お仏壇では「ウヤフジガナシー(御先祖様)」と唱えてください。(「ガナシー」は継承で「様」を表します。)

 

いかがでしたでしょうか、今日は旧暦12月8日、新暦2019年では1月13日(日)に行う沖縄の旧暦行事、「ムーチー」について、ムーチーの作り方や拝み方、行事の行い方をお伝えしました。

ムーチーで使われる紐は、驚く方も多いのですが、写真のようにビニール紐が一般的です。提げムーチーでも、変わらずビニール紐を使います。

より昔ながらのムーチーらしく、風情を加えたいのであれば、ワラなどで結んでも良いかもしれません。

簡単なので自分達で甘みなど調整できる、今回の作り方はおすすめですが、「ムーチーミックス」もスーパーでは多く見掛けます。コチラも便利かもしれません。

【 沖縄の旧暦12月行事、ムーチー 】

・ ムーチーの始まりが面白い☆地元で有名な兄妹の昔話
・ ムーチーの作り方☆無病息災を願う3つの祈願
・ 沖縄の行事ムーチーの舞台☆兄妹の物語が残る御嶽とは

まとめ

ムーチーの作り方、拝み方

・もち粉を水で溶いて蒸して作る
・紅芋やカボチャ、黒糖でアレンジ
・年齢分のムーチーを吊るす「提げムーチー」
・大きなクワの葉で包む「力ムーチー」
・初めて迎えるムーチーは「初ムーチー」
・ヒヌカンやお仏壇には三つを供える
・家族が健康であるように祈願をする


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