沖縄の「種取祭」は立秋☆各地で行われる種子おろし | おきなわごころ、かみさまとの暮らし方
沖縄の御願

沖縄の「種取祭」は立秋☆各地で行われる種子おろし

沖縄の「種取祭」は立秋☆各地で行われる種子おろし

沖縄の「種取祭」は立秋に行われる、種子おろしの行事です。…とは言え、那覇市などの都心部では知らない方も多いですよね。

確かに、種まき前の祈願行事だったため、稲作が廃れた現代では、家庭での拝みはもちろん、集落行事としても沖縄本島ではあまり見かけません。

それでも地域によっては、昔の形を残したまま継承され、地域によっては一大行事になってたり、重要無形文化財にも指定(国家指定)されました。

そこで今日は、各地で行われる沖縄の種取祭についてお伝えします。


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沖縄の「種取祭」は立秋☆
各地で行われる種子おろし

沖縄本島の種取祭、「タントゥイ」

沖縄本島の種取祭は「タントゥイ」と呼ばれます。(地域によって同じ「種取祭」でも読み方が変わるんです♪)そして、沖縄本島のタントゥイと言えば…、でっかいおにぎり!

【 沖縄本島の種取祭、「タントゥイ」 】

☆ 種まき前の豊作を願って、たくさんのお米で作った、大きな大きなにぎりめしをお供えするのが特徴です。これを「テームイ」「イバティ」などと呼び、白飯や赤飯でも良いですが、五穀を入れた五穀米が良いとされています。

・ ただ、このテームイ(大きなにぎりめし)ではなく、小さなにぎりめしをたくさん作り、ユウナの葉っぱに盛りつける地域もあります。

…これをお仏壇(祖霊)にお供えしますが、拝みの時のヒラウコー(沖縄線香)は「タヒラ」の2枚、全国的な日本線香なら、6本6本に分けた12本を拝してください。

そして、この沖縄本島の種取祭で面白い特徴が、ウサンデー(神様や祖霊へのお供え物を下げていただくこと)した後の、テームイ(おおきなにぎりめし)の食べ方♪

【 沖縄本島の種取祭、テームイのいただき方 】

☆ ススキは平地一面に広がり茂りますよね…、「この姿のような豊作に恵まれますように…」との縁起を込めて、ススキの茎をお箸代わりにします。

沖縄離島の種取祭、「タニドゥル」

この沖縄の種取祭は、本島よりも離島の方がその伝承を残しています。特に竹富島の「タニドゥル」は、600年と言う歴史のなか、国の重要無形文化財として指定され、全国的に有名になりました。

ちなみに、離島でも読み名はさまざまに変わり、竹富島では「タニドゥル」ですが、石垣島では「ダナドゥイ」などと呼ばれます。

【 沖縄離島の種取祭、「タニドゥル」 】

☆ 何と!沖縄は竹富島の種取祭「タニドゥル」は、島民(300人~350人ほど)全員の一大行事!10日間に渡って祭祀が行われるのが大きな特徴です。

① 初日~5日目 … 島の神様(御嶽)へ捧げる後半の奉納芸能のため、皆が練習をしています。

② 6日目 … 「慎み」の日、タニドゥルのなかでもこの日は鐘や音が慎まれる日です。

③ 7日目 … 御嶽(竹富世持御嶽)で祈願を済ませ、移動して「ユークイ」行事へと移ります。

④ 8・9日目 … 御嶽近くの広場でいよいよ奉納芸能です!その数何と80以上とか…、沖縄ならではのミルクさまの奉納の他、組踊や舞踊と、早朝(6時)から夜(12時)まで通します。

⑤ 8・9日目の夜 … 竹富島の夜役の人が、家々を巡拝してくださり、それぞれに祈願を夜通し行ってくれます。

…読んだだけでも、どれだけ圧巻か分かりますよね。これだけの一大祭祀なので、島民はもちろん、竹富島出身の島外に住む人々もタニドゥルに合わせて帰省して、参加するほどです。

ちなみにこの竹富島の種取祭(タニドゥル)の日程ですが、吉日であればいつでも良い…、と言う訳ではありません。

【 タニドゥルの日取り決め 】

① 始まり … 新暦10・11月中の「申申」干支の日を目途に始まる。

② 奉納芸能の二日間 … 終わりは「申午」の干支の日で終わる(10日間)。

…また奉納芸能を行う日は、「庚寅」「辛卯」の日です。

ちなみに、夜に廻る役の人は竹富島の家々を巡ると、泡盛と「にんにく」がふるまわれます♪これは口を付けなければならないとされ、各家庭でいただいて帰るのが習わしです。

沖縄は宮古島の種取祭、「ウヤガン」

沖縄本島の種取祭と「豊作祈願」と言う趣旨は同じなのですが、少し風情が違う祭祀が、宮古島の「ウヤガン」です。「ウヤガン」は「祖神祭」と書くように、祖霊への拝みを捧げます。

…これが、どう書き表しても表現できないほどの奥深い宮古の祭祀で、ある程度は説明できますが、実際の儀礼は「秘儀」。宮古島の人々にも知らされていません。

【 沖縄宮古島の種取祭、「ウヤガン」 】

☆ 宮古島で伝わる巫女(神女)の集まりである「ウヤーン」の女性達で執り行われる祭祀です。

・ 神役を担う女性「ツカサ」は、聖地(大神御嶽)近くの森にある「籠り屋」に籠り、ここで神様がツカサに憑依されます。そしてその年に行う神事を伝えるそうです。

驚くのはこの籠り屋に籠る期間は4日間!ウヤーンの女性たちは、その内2日間は飲まず食わずの状態で神歌を唄い、御嶽を巡って祈祷します。

 

いかがでしたでしょうか、今日は旧暦10月、立秋の節頃に行われる、沖縄の種取祭、「タントゥイ」や「タニドゥル」「ウヤガン(祖神祭)」などについてお伝えしました。

ただ、今回宮古島の「ウヤガン(祖神祭)」については簡単に書きましたが、ここで全てを話せる内容のものでもなく、本文中でも触れているほど奥深く、私自身も全容は分かりません

宮古島の方、宮古島出身の方々から伝え聞いた内容について、詳しくはまたいつか、別の記事でお伝えしますね♪楽しみにしていてください。

まとめ

立秋の節に行う、沖縄の「種取祭」

・本島では「タントゥイ」
・タントゥイではにぎりめしを供える
・石垣島は「タナドゥイ」
・竹富島では「タニドゥル」
・タニドゥルは10日間に渡る祭祀
・タニドゥルは国の重要無形民俗文化財
・宮古島のウヤガンは巫女を中心に祈祷する


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