沖縄の風葬の歴史☆本州とは違う葬送の習わしとは | おきなわごころ、かみさまとの暮らし方

沖縄の風葬の歴史☆本州とは違う葬送の習わしとは

その昔、沖縄には風葬の歴史があったことは、沖縄の人々には有名ですが…、全国的には驚く方も多いですよね。

少し物々しく思う方もいるかもしれませんが…、沖縄の「風葬」とは故人が亡くなった後、火葬を経ずにご遺体をそのまま安置し、風化させる葬送を差し、この沖縄の風葬の名残りは、現在の沖縄の葬儀やハチナンカ(初七日のこと)の数々の儀礼に感じ取ることができます。

そこで今日は、沖縄の風葬にまつわる習わしについて、少し触れてみます♪沖縄の数々の言い伝えや習わしについて、「なるほど~」と思うことも多いので、ぜひ、参考までに立ち寄ってみてください♪


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沖縄の風葬の歴史☆
本州とは違う葬送の習わしとは

沖縄の「風葬」って?

その昔、全国的には「土葬」が行われていましたよね。それと同じように、沖縄では「風葬」が一般的でした。

集落の裏山などが、沖縄では風葬の場として選ばれていたので、お墓がある集落の裏山は「グソー(後生=あの世)」集落は「イチミ(生身=この世)」とされてきたのです。

【 沖縄の「風葬」とは 】

☆ 家族が亡くなると、葬儀の日にお墓にご遺体を安置します。「シルヒラシ」と呼ばれる、ご遺体を安置する場所があります。

・ 4年後など、地域によって違いはありますが、一定年経った後にご遺体を洗い、「ジーシガーミ(厨子甕=骨壺)」に納めなおし、お墓の奥へ移動するのが、沖縄の風葬です。

…このご遺体を安置する「シルヒラシ」は、一般的にはお墓の入り口付近にありますが、ワタシの地域の門中では、全く別の祠になっているなど、これもさまざまです。

お墓については、他の場所で多くの記事を書いていますが…、一記事では伝えられないほど!また別の機会にお伝えしますので、そちらも参考にしてください。

・沖縄のさまざまなお墓。本島とは違う5つの特徴とは
※ 記事をアップしたら、リンクしますので、楽しみにお待ちください♪

今の沖縄に残る、風葬の名残り

沖縄の風葬は戦後まで行われていました。地域によって違いはありますが、本島地方でもおばぁからは、「洗骨は私にはできんかった!」などの昔話を聞くことがあります。(映画とは違い、本島地域では「女性の仕事」であった地域が多いです。)

沖縄では風葬の名残りからか、お墓が本州とは大きく違う特徴があるように、葬儀や法要も特徴的です。

正に仏教と民間信仰(御願文化)がちゃんぷる~(混合)された、独特の習わしが多いのですが…、そのなかでも沖縄の風葬の歴史を感じ取れる、いくつかの、今に残る風習をお伝えします。

【 沖縄の風葬が分かる「名残り」 】

① その昔の沖縄ではユートゥージ(お通夜)は行わず(家族のみでご遺体に寄り添い一晩を過ごし)、翌日葬儀を終えると、そのまま納骨式を行いました。

→これは、火葬しないので、家に持ち帰ることができないためです。火葬になった今でも、「遺骨を持ち帰るのはで~じよ!(できない)」と言うおばぁはいます。

② 葬儀当日の納骨式からシチナンカ(初七日)までは、「ナーチャミー」と呼ばれる、毎日のお墓参りがあります。

→「故人が寂しがるから」などと言いますが、沖縄の風葬時代の昔話には死者が蘇るものがあり、これは生き返っていないか、確認するものなのかもしれません。

③ 前項で少し触れたように、沖縄の骨壺は「ジーシガーミ(厨子甕)」と呼ばれるもので、骨壺よりもずっと大きいです。

→ジーシガーミが全国的な骨壺より大きいのは、火葬ではなく洗骨した骨を入れていたからではないでしょうか。

…そもそも沖縄のお墓は「家のように大きい」ことで有名ですが、これは、その昔に沖縄で、風葬をしたご遺体のまわりに石を積んだことから始まります。

沖縄に見る、風葬の跡地

まだ娘が幼い頃…、だいたい十年以上前までは、観光地として公開されてはいなかったのですが…、南部玉城村にある『おきなわワールド』の近くにある『カンガラーの谷』では、ガイドさんと共に訪れると見学できる、風葬の跡地があります。

【 沖縄の風葬跡地、カンガラーの谷 】

☆ 観光地として公開される前に、ユタさんによって浄化された風葬跡地、「カンカン、ガラガラー、カンカン、ガラガラー」と石の転ぶような音がしたことから、「カンガラーの谷」と名付けられた場所です。

・ さらに沖縄は宮古島には、風葬の跡地である「みゃーが」が数多く残っています。(「大きな岩」のように見えますが、その昔はそこにご遺体を安置して、風葬を行っていました。)

ちなみに、カンガラーの谷には「caveカフェ」と呼ばれるカフェもあるらしいですが…、私はそのカフェには行ったことはありません♪

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄にあった風葬の歴史について、簡単にお伝えしました。

沖縄では今でも、集落から少し外れた裏山付近にお墓が並ぶことが多く、葬儀の後、納骨式のために沖縄のお墓へ棺を移動する時には、一度、山の中腹で「生身(生きる身=この世)」を棺を傾けて見せる儀式などもありました。(今も残る地域もあります。)

このサイトでは沖縄の御願を中心にお伝えしていますが、葬儀や沖縄のお墓などに及ぶと、とても奥深い世界が広がります。

実はこのお話、ガレッジセール・ゴリさんが監督する『洗骨』の長編映画が、来年沖縄を皮切りに全国で公開されるとのことで、書くことにしました。

沖縄では2019年1月18日~、全国的には2月9日~全国公開だとか!詳しくは公式サイトをご覧ください♪頼まれて宣伝している訳ではありません(笑)、ぜひ、楽しみにしていてください♪

まとめ

沖縄の風葬の歴史とは
・お墓に遺体を安置して風化させていた
・一定年数が経つと、「洗骨」をした
・洗骨をした後、厨子甕に納めなおした
・今でも葬儀後すぐに納骨式がある
・映画『洗骨』は沖縄の暮らしが見える
(那覇市などでは本州式が多くなった)


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