【沖縄の旧暦行事】旧暦十月は「飽きちゃう月」? | おきなわごころ、かみさまとの暮らし方

【沖縄の旧暦行事】旧暦十月は「飽きちゃう月」?

【沖縄の旧暦行事】旧暦十月は「飽きちゃう月」?

沖縄の旧暦行事では、旧暦十月はあまり多くの拝み事がありませんよね。これを昔から「アキハッティージューグァッチ」と言ってきました。

そのため、那覇市など都市部では、旧暦十月頃の沖縄の旧暦行事はあまり見られませんが…、沖縄の旧暦行事や門中(父方の血を引く血族)が残る地域では、いくつかの拝み事があります。

「え?どんな拝み事があるの?」と思う方も多いですよね。そこで今日は、旧暦十月(新暦2018年11月8日~12月6日)の沖縄の旧暦行事をお伝えします♪

「こんなものがあるんだ~」と参考にしてみてください。


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【沖縄の旧暦行事】旧暦十月は
「飽きちゃう月」?

アキハッティージューグァッチ

冒頭でお伝えした「アキハッティージューグァッチ」とは「アキハッティー」が「飽き飽きしちゃう(飽き果てる)」、「ジューグァッチ」が「十月」ですので、「飽き飽きしちゃう十月」です。

【 飽き飽きしちゃう☆旧暦十月 】

☆ もともと、沖縄の旧暦行事で出すお供え物は、昔の人々にとっては御馳走♪拝み事を終えた後はお供え物を下げる「ウサンデー」をして、集まった皆でいただきました。

・ しかも沖縄の旧暦行事では、門中(父方の血を引く血族)や地域の人々が集まって行うものが多いので、楽しい宴になることも、少なくありません。

…子どもにとっては地域の友達や、親戚がたくさん集まって、御馳走にお菓子に食べながら遊べるし…、大人にとっても、ウサンデーした後は御馳走をつまみに宴(飲み会?)と言う行事も多いです。

朝から忙しい沖縄の旧暦行事でも、終えた後は「お疲れ様~!」なんて、飲みに行ったりすると考えれば…。行事がないのも「ちょっとつまんない!」と言う気持ちも頷けます(^_^)/

旧暦十月の、沖縄の旧暦行事

そんな「飽き飽きちゃ~う♪」旧暦十月ですが、沖縄の旧暦行事は地方まで見て行くと、少しばかり残っているんです。特に離島地域まで見て行くと、旧暦9月・10月頃の立秋の節に行う宮古の「ウヤガン」や八重山諸島の「タニドゥル」などがあります。

【 旧暦十月、沖縄の旧暦行事 】

① 2018年11月8日(旧暦10月1日)…チィタチの拝み

② 2018年11月8日(旧暦10月1日)…イスカバイ(衣替え)

③ 2018年11月8日(旧暦10月1日)…カママーイ(かまど廻り)・ヒーマーチの拝み(火災防ぎの拝み)

④ 旧暦9月・10月の吉日 …タントゥイ(種子取祭)・ウヤガン(祖神祭)・タニドゥル(タナドゥイ=種子取祭)

⑤ 2018年11月22日(旧暦10月15日)…ジュウグニチの拝み

…以上です。

とは言え、カママーイなどの沖縄の旧暦行事も、本島の南部など、一部地域で残っているくらいで、家庭で拝みを行う慣習はすっかり見られなくなりました。

また、宮古の「ウヤガン」は継承者の危機に瀕しながらも、一部地域(宮古島大神)では今でも残されています。さらに竹富島(八重山諸島)の「タニドゥル」は、重要無形民俗文化財(国指定)として有名です。

ただ…、2018年のタニドゥルは10月25日・26日に奉納芸能をして終わってしまいました(>_<);;遅れてスミマセン…。

本島にも残る、沖縄の旧暦行事

旧暦10月1日前後に行われる「ヒーマーチの拝み」は、一部地域でも今で見ることができます。また、昔ながらのカママーイ(かまど廻り)ではないものの、この時期に地域を廻る様子もあります。

【 沖縄の旧暦行事、ヒーマーチ・カママーイ 】

① ヒーマーチの拝み(ヒーマーチヌウグァン)

…自分達の住む地域で火災が起きないよう、地域を守る御嶽(殿や井戸=ガーの場合もあります。)へ拝みを捧げます。

② カママーイ(かまど廻り)

…いわゆる「火の用心!」と練り歩く行事です。昔は地域の家々のかまどまで廻っていたようですが、今では見掛けても、地域を練り歩くくらいになっています。

沖縄の旧暦行事としてカママーイが行われる地域では、今では、その地域の小中学校のPTAであったり、自治会、婦人会が行うことが多いです。

その昔は、「カママーイ(かまど廻り)をしましたよ(確かに点検をしましたよ)」と、火の用心の紙を配り、それぞれの家庭では台所に張り付けていました。…けれども、道を練り歩く程度になった今では、火の用心の紙は、もう配られていません

大きなおにぎり!沖縄の旧暦行事

地域の行事として、一部地域では見られるものの、家庭ではすっかり行わなくなった沖縄の旧暦行事が、「タントゥイ」です。

「タントゥイ」は「タン(種子)」を「トゥイ(取る)」、「種子取祭」…、稲の種をおろす沖縄の旧暦行事となります。そのため、稲作が衰退すると共に、家庭での拝みも見られなくなりました。ただ、我が家では子ども達に評判上々♪お供えをして拝んでいます。

【 沖縄の旧暦行事、タントゥイ(種子取祭) 】

☆ タントゥイと言えば、大きなおにぎり!お仏壇がある家はお仏壇(祖霊)へ、ない家でもヒヌカンなどにお供えをして、拝みます。

・ 本来は「このお米のような豊作が、今後も続きますように…」と拝むのですが、我が家では「今年もこのようなお米に恵まれました。来年も食べることができますように…。」としました。

このタントゥイでは、おにぎりを下げた後(ウサンデー)、ススキの箸(茎を使います。)でいただくのですが…、なかなか食べにくく、子ども達興奮です(^_^)このタントゥイにお供えする大きなおにぎりを、「イバティ」などとも呼んでいます。

沖縄の「種取祭」は立秋☆各地で行われる種子おろし

 

いかがでしたでしょうか、今日は旧暦十月の沖縄の旧暦行事と、「飽き飽きしちゃう」、「アキハッティージューグァッチ」についてお伝えしました。

本島では「アキハッティー」かもしれませんが、宮古島のウヤガンはとても奥が深く、その姿を追いかけた写真家、比嘉康雄(1934~2000)の素晴らしい写真集などもあります。

このお話を突き詰めると、一冊の本ができるほど!今でも秘術として残され、主催するウヤーン(巫女)は家族にもその詳細を教えてはならないほどです。

ぜひ、この時期はお米に感謝し、来年もお米が食べられますよう、(本来は種子取祭なので)、食事の時には想ってみてはいかがでしょうか。

まとめ

沖縄の旧暦十月の行事

・2018年11月8日(旧暦10月1日)チィタチの拝み
・2018年11月8日(旧暦10月1日)カママーイ
・2018年11月8日(旧暦10月1日)ヒーマーチ
・2018年11月8日(旧暦10月1日)ムスカバイ
・立秋の節のタントゥイ(大きなにぎりめし!)
・カママーイは「火の用心」


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