観音様は沖縄の子ども達の守り神☆拝所や拝み方 | おきなわごころ、かみさまとの暮らし方

観音様は沖縄の子ども達の守り神☆拝所や拝み方

観音様は沖縄の子ども達の守り神☆拝所や拝み方

沖縄では観音様は子ども達の守り神として、信仰されてきましたよね。沖縄の各地域で見られる観音堂でも、子育て祈願に参る姿を見掛けます。

沖縄では観音様だけではなく、ビジュル(霊石)などを祀る子育て祈願の拝所(うがんじゅ)がありますが、さらに観音様にもお参りをする家も多いのです。

そこで今日は、沖縄の旧暦九月頃に多い「観音巡り」、有名な観音様がいる観音堂や、観音堂での拝み方をお伝えします。


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観音様は沖縄の子ども達の守り神☆
拝所や拝み方

沖縄の観音信仰

観音様は子育てを司る神様とされ、床の間に観音像や観音様の掛け軸を祀る家も多くありました。

今ではそもそも、床の間がない家も多く、祀る家も少なくなりましたが、それでも赤ちゃんが産まれると、観音堂へ拝む家族も多いです。

【 沖縄の観音信仰 】

☆ 沖縄には各地の子育て祈願を行う拝所(うがんじゅ)で、赤ちゃんが産まれると、子どもの健やかな成長を祈願します。これが「ティラヌムメー」です。

・ …ただ、それでも病弱に産まれた子どもなど、不安な事柄があると、地元の拝所(うがんじゅ)に合わせて、観音様を参る慣習があります。 

子どもに対しての心配事が大きいと、観音様を巡る「観音巡り」を行うことも多いです。

観音様が「育ての親」?

これは沖縄には「ヤシネーウヤ」の言い伝えがあるためです。「ヤシネーウヤ」とは沖縄の言葉で「養い親」、…現代の言葉で言えば「育ての親」の意味合いがあります。

【 観音様を「ヤシネーウヤ」に 】

☆ 沖縄では、病弱な子どもが産まれると「親と子の相性が悪い」と考えられてきたためです。

・ 子どもを健康にするために、実の親の他に観音様を「ヤシネーウヤ(養い親)」として立て、相性の悪さを解消するのです。

今では観音様が多いですが、昔ながらの習わしでは観音様に限らず、地元の拝所(うがんじゅ)など、他の神様もヤシネーウヤとされてきました。

有名な観音様(観音堂)三選

人と同じように観音様も出会い(ご縁)があるので、その人それぞれに信仰する観音様がありますが、ここではそのきっかけとして、有名な観音様をいくつかお伝えします。

【 沖縄で有名な観音様(観音堂) 】

① 首里観音堂 … 那覇市首里山川、沖縄都ホテルのすぐ近く

・ 沖縄では大きな観音堂で、観音様は千手観音、菩薩様も守り本尊とされ、首里十二カ所巡りの一社としても有名です。

② 奥武観音堂 … 南城市玉城奥武、奥武島の橋を渡った近く

・ 奥武島(おうじま)の人々に信仰されてきた奥武観音堂(おうかんのんどう)、今でも旧暦五月四日にはハーリーと共に祭祀が行われます。

③ 久志の観音堂 … 名護市久志、村の集落の東端

・ 地元の人々に「ティラヌタンメー(お堂の爺さん)」と親しまれている観音様で、今でも旧暦一月・九月の十八日には拝み事の日です。

…とは言え、沖縄各地に観音堂はありますので、自分の住む地域の観音様にまず拝むことをおすすめします。(詳しくはまた少しずつ、お伝えします。)

首里観音堂はより広い地域の人々へ開けた観音様で、奥武や久志の観音様は、より地域に根差した観音様と言えます。

観音堂での拝み方

沖縄には「ウトゥーシドゥクル(お通し処)」の考え方があるので、一度訪れていたり、「ウトゥーシドゥクル(お通し処)」となるものを用意すれば、家から拝みを捧げることができます。

遠い観音様へ拝む前に、前項でお伝えしたように、まず地元の観音様やビジュル(霊石)を祀った、拝所(うがんじゅ)で子育て祈願も忘れずにしてください。

【 観音堂での拝み方 】

☆ 詳細はそれぞれの観音様で違うことも多いですが、一般的にはコチラのようなお供え物を用意します。(個人で拝む場合)

① ビンシーセット … 対の徳利に盃のお酒、対の花米の中央に洗い米(※)

② 果物の盛り合わせ

③ ジューバク … 個人の拝みであれば、ウチャワキ(お茶請け)程度でも問題はありません。

④ ヒジュルウコー … 「ヒジュルウコー」は沖縄の言葉で「冷たい線香」、火を灯さずに拝する沖縄線香です。

⑤ 白い紙(シルカビ) … 半紙を千切って、ヒジュルウコーの下に座布団のように置いてください。

「花米」は何もしていないお米、「洗い米」はお米を七回すすいだものです。

…ただ私の地域では洗い米は葬儀や法事で使うもの…、代わりに「クバンチン」として、中央に三十円を供えます。

ヒジュルウコーはほとんどの観音堂で「十五本ウコー」と呼ばれる、「タヒラ半」…、つまり沖縄線香二枚と半分(日本線香では十二本と三本)です。

観音堂での拝み方

今でも神職を担うユタさんや神人であれば、沖縄言葉のグイスを唱えますが、一般の方々であれば、現代の言葉で丁寧に拝めば問題はありません。

【 観音様への拝み方 】

① まず、自分達の住所と氏名、家族の干支を伝えてください。

② 本日、観音様へ拝みに来たこと、日ごろのお見守りの感謝を伝えます。

③ これからも見守ってくださいますよう、家族の健やかな成長と穏やかな暮らしを祈願すれば、終わりです。

お供えは自宅に帰っても、お仏壇や神様に供えることはせず(使いまわしになって失礼ですので…)、自分達でウサンデー(下げていただいて)ください。

 

いかがでしたでしょうか、今日は旧暦九月頃に行うことの多い、観音様巡りでの拝み方についてお伝えしました。

地域の子育て祈願は、観音堂に限らず(地域のビジュルなどもあるので)、旧暦九月九日を祭祀の日とする集落が多いです。

…ただ、かつてのように集落行事としての子育て祈願(ティラヌムメー)はすっかり見なくなりましたので、自分達で拝みに参る家庭が増えています。

おきなわごころの「拝み絵」も、皆さまのご自宅で拝めるよう、観音堂で拝んだ拝み絵がありますので、ぜひコチラも楽しみにしていてください♪

まとめ

観音巡りの拝所と拝み方

・子どもが産まれると行う「ティラヌムメー」
・心配事があると観音巡りも行う
・首里観音堂などが有名な観音堂
・ビンシーに果物、重箱料理を供える
・火を付けないヒジュルウコーで拝む
・住所と干支、氏名を伝える
・日々の感謝の後、祈願をする
・お供え物は自分達でウサンデーをする


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