屋敷の御願の進め方☆家族が疲れたら行いたい5つの流れ | おきなわごころ、かみさまとの暮らし方
屋敷の御願 沖縄の御願

屋敷の御願の進め方☆家族が疲れたら行いたい5つの流れ

屋敷の御願の進め方☆家族が疲れたら行いたい5つの流れ

屋敷の御願は沖縄では本来、年に数回行う年中行事のひとつですよね。けれども私の体験では、家族を見ていて「何か気になる」時に行うと、良い方向へ向かいます。

「屋敷に神様なんかいないよ。」と言う方もいるのですが、屋敷の御願は家に結界を張る役割もあるのではないでしょうか。

日々住んでいる家のあらゆる場所に感謝を捧げ、祈願をすることで、セジ(霊力)のあるないに関わらず、自分や家族を守ることができるなら、ぜひ、行いたいですよね。

そこで今日は、沖縄では定期的に行う「屋敷の御願」、その進め方をお伝えします。


メルマガバナー1


屋敷の御願の進め方☆
家族が疲れたら行いたい5つの流れ

屋敷の御願を行う時期

沖縄では地域によって異なりながらも、年に2回~4回ほどの屋敷の御願を行う家が多くあります。

【 屋敷の御願を行う時期 】

旧暦2月、春のお彼岸 … ガンタティ(願立て)

旧暦8月、秋のお彼岸 … ナカヌウグァン(中の御願)

旧暦12月、年末 … シリガフーヌウグァン(感謝の御願)

…の3回行う家庭が多いです。

日ごろは他の屋敷の神様へ「連絡係」をしてくれる(ウトゥーシドゥクル=お通し処)、ヒヌカン(火の神)へ拝みます

屋敷の御願、場所と順番

屋敷には祖霊(お仏壇)を含めて、6柱の神様がいますが、その1柱が「四隅の神」なので、合計9箇所を廻ってください。

順番も決まっていますので、下記の通りに廻ります。

【 屋敷の御願、場所と順番 】

ヒヌカン(火の神) … 台所におわす神様で、沖縄ではヒヌカンを祀っている家は多いです。

祖霊神 … お仏壇の御先祖様、屋敷の御願では拝まない家もあります。

ユシンヌカミ(四隅の神) … 屋敷の東西南北それぞれにおわす神様です。北→東→南→西へと廻ってください。

ジョウヌカミ(門の神) … 屋敷の門前におわす神様、門の中央で外に向かって拝みます。

フールヌカミ(トイレの神) … 「フール」は沖縄で「豚便所」の意味合いですが、現在ではトイレにおわす神様です。

ナカジンヌカミ(中陣の神) … 玄関と門の間辺りにおわす神様で最後です。

…それぞれの神様のいる場所は、上のイラストをご参照ください。

屋敷の御願のためのお供え物

屋敷の御願を行うには、ビンシーがあると便利ですが、ビンシーがなくても構いません。

ヒヌカン・お仏壇・屋敷の神々へのお供え物はそれぞれ少しずつ違います。

【 屋敷の御願のお供え物 】

ヒヌカン … お酒・シルカビ・洗い米・花米(※)・ウチャヌク3セット・果物の盛り合わせ、ヒラウコーはタヒラ半(2枚と半分)

お仏壇 … お酒・花米・ウチャヌク2セット・果物の盛り合わせ、ヒラウコーはタヒラ(2枚)

屋敷の神様 … お酒・シルカビ・洗い米・花米・ウチャヌク2セット・果物の盛り合わせ、ヒラウコーはタヒラ(2枚)

…以上ですが、沖縄独自の言葉も多いですよね。(※)の洗い米・花米はお米粒で、洗い米は七回すすいだもの、花米はそのままのものです。

屋敷の御願のお供え物については絵も含めて別記事でお伝えしていますので、コチラも参考にしてください。(後日アップします)

「屋敷の御願のお供え物☆イラストで詳しく5つの解説」)

屋敷の御願での拝み方

お供え物を用意したら、前述した順番で拝みにまわります。最初の言葉は「ウートゥートゥー ○○ガナシー」です。

「ガナシー」は「様」の意味合いがあり、ヒヌカン(火の神)であれば、「ヒヌカンガナシー」となります。

…ただ、ヒヌカンとお仏壇以外は「○○の神様」の意味合いを持つ「○○ヌウカミガナシー」でお呼びしてください。

【 屋敷の御願での拝み方 】

★ ヒラウコー(沖縄線香)は、ヒヌカンへはタヒラ(※)と半分(二枚と半分)、その他の神様へはタヒラ(二枚)を拝します。

・「本日果報な、今日の良き日に○○月の屋敷の拝みをさせていだたきます。

どうぞこの家を無事にクガニヤシチ(黄金の屋敷)、ナンジャヤシチ(白銀の屋敷)にしてください。

家族が皆、健やかに穏やかに、百果報受け取りますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。」

…沖縄言葉もありますが、今では現代の言葉で拝む家も多く、問題もありません。最後は「ウートゥートゥーデービル」で終えてください。

※ヒラウコー(沖縄線香)は日本線香を六本くっ付けた、板状のものです。ですからヒラウコーがタヒラ(二枚)であれば、日本線香は六本×日本で十二本を供えます。

半分であれば六本の半分で三本、それぞれ分けて拝してください。

シルカビの燃やし方

屋敷の御願は神様への拝みなので、御先祖様へ送るあの世のお金「ウチカビ」ではなく、神様へ送る税金「シルカビ」を送ります。

【 屋敷の御願:シルカビの燃やし方 】

★ ヒヌカンへの拝みでは、前でシルカビを燃やすのみ、お仏壇は御先祖様なので燃やしません

・ 残る屋敷の神様への拝みでは、言葉を唱えた後にシルカビを燃やし、供えてあった洗い米・花米をひとつまみずつ乗せ、さらにお酒を三滴掛けます。

シルカビは半紙を三枚に重ね、四つ切りに手でちぎったものです。詳しくは別記事「シルカビやウチカビ☆作り方や使い方5つの豆知識」も参考にしてください。(後日アップします)

 

いかがでしたでしょうか、今日は沖縄で年末とお彼岸時期に行う家庭が多い、家の神々へ感謝を捧げる屋敷の御願をお伝えしました。

屋敷の御願ではお仏壇に拝みを捧げない家庭、年末は拝んでもお彼岸時期には拝まない…、と言う家庭などさまざまありますが、お仏壇は家族を守ってくれている祖霊様、拝んでおくと心も安心です。

今回は家屋での屋敷の拝みをお伝えしましたが、マンションでも「トゥパシラの神」、玄関口で外に向かって拝むことができます。

詳しくは「マンションで屋敷の御願☆家の神々への拝み方」もご参照ください。(後日アップします)


【沖縄の御願】屋敷の神様って?
・屋敷の御願のお供え物☆イラストで詳しく5つの解説
・シルカビやウチカビ☆作り方や使い方5つの豆知識
・マンションで屋敷の御願☆家の神々への拝み方

まとめ

家族を守る屋敷の神々への拝み方
・お彼岸と旧暦年末の拝みが多い
・屋敷の神々を巡るには順番がある
・花米と洗い米、ウチャヌクを供える
・黄金の屋敷にしてくださいと祈願する
・拝みを終えたらシルカビを燃やす
・シルカビはお米とお酒を掛けて終える
・マンションは玄関口で拝む


soudan_bnr_600c


free_dialshiryou_seikyu