【沖縄の御願】トーカチユーエー(米寿)、家での拝み方 | おきなわごころ、かみさまとの暮らし方

【沖縄の御願】トーカチユーエー(米寿)、家での拝み方

沖縄の「トーカチユーエー」は米寿のお祝いです。本州でも知られる八十八歳のお祝いが米寿ですが、沖縄ではお祝いの仕方も少し違いますよね。

沖縄ではトーカチユーエーも含めて、ほとんどのお祝い・御願行事でヒヌカンとお仏壇へお供え物をして拝みます。

旧暦で行事を行う沖縄では、トーカチユーエーは旧暦8月8日、新暦2018年では9月17日(月)!

そこで今日は、沖縄のトーカチユーエーの祝い方やお供え物、拝み方などについてお伝えします。


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【沖縄の御願】トーカチユーエー(米寿)、
家での拝み方

沖縄の年祝いでは85歳

本州では還暦から始まり、古希(70歳)喜寿(77歳)、傘寿(80歳)米寿(88歳)、卒寿(90歳)白寿(99歳)、紀寿(100歳)…と続きますよね。

けれども沖縄では本来、トーカチユーエーとはまた違う「年祝い(トゥシビー)」で祝います。

【 本来の沖縄の年祝い 】

☆ 12年毎に巡るのが沖縄のトゥシビー、13歳から始まり25歳・37歳・49歳・61歳・73歳・85歳、97歳のカジマヤーと続くのが本来です。

・ ですから、米寿は年祝いには当たりません。けれども、このお祝いとは別に、沖縄ではトーカチユーエーを祝います。

そのため、85歳のトゥシビーと88歳のトーカチユーエーを一緒に行う家も多いです。

本州と比べると還暦の61歳だけ重なりますが、沖縄では61歳までは「厄年」として「厄払い」を、61歳以降の年祝いを「お祝い」をします。

(その昔は61歳にもなれば、長生きだったためです。)

沖縄のトーカチユーエー、お飾り

トーカチユーエーの「トーカチ」は漢字で書くと「斗搔(とかき)」、お米をならす道具を差しています。

八十八で米寿であるように、沖縄でもトーカチユーエーと言えばお米!昔はこの斗掻をお祝いに集まった人々に配る風習もありました。

【 沖縄のトーカチユーエー、お飾り 】

☆ ざるいっぱいのお米に、「斗掻」の竹を三本差すお飾りをします。ざるのお米は「八升八合」を用意!

・ もうひとつの飾り物として、お米を計る枡を三個、一升・五合・一合枡を段々に積み上げて飾ってください。

枡には「祝米寿」となるように上から飾りますが、これらをまとめて注文できるお店もあります。

沖縄のトーカチユーエー、服と御馳走

お飾りの準備をすると共に、本人が着るお祝いの衣と、お祝いに集まった人々へのふるまい膳も用意してください。

【 沖縄のトーカチユーエー、お裾分け 】

☆ 衣は紅型の羽織物を用意します。米寿(お米)のお祝いなので稲の穂の柄、実りの黄色です。

・ ふるまい膳は沖縄では定番の御三味(ウサンミ)が詰められた重箱(ジューバク)、五品・九品の奇数品目を詰めます。

昔はこの重箱料理で充分ご馳走だったのですが、今では時代が違うので、この他にオードブルを用意する家庭が多いです。

ヒヌカン・お仏壇へのお供え物

沖縄の御願行事では最も大切なものが、台所の神様「ヒヌカン」とお仏壇へのお供え物ではないでしょうか。

【 ヒヌカン・お仏壇へのお供え物 】

①ヒヌカン … お酒・花米(一対)・洗い米(中央に一皿)・ウチャヌク(三段に重ねた白餅)3セットに、いつものお供え(塩、水、供え葉)

②お仏壇 … 

<一膳目>お酒・花米(一対)・洗い米(中央に一皿)

<二膳目>赤飯・ハレの味噌汁(イナムドゥチなど)・ウチャワキ(お茶脇=御馳走を盛り付けたお皿)

<その他>ウチャヌク2セット、ウチャトウ(お茶)

…ちょっと沖縄独特の言葉も多いですが…、()内の説明を参考にしてください。

花米はお米そのまま(炊いたりしていないもの)、洗い米はお米を七回すすいだものとされています。

「イナムドゥチ」は沖縄のお祝い膳の定番で、「猪もどき」の意味合いがある、豚肉が具材の白味噌のお汁です。

「あやかり」の「お裾分け」も準備!

集まった方々へ御馳走をふるまいますが、その他に「お裾分け」を配るため、その準備をしてください。

前述したように以前はトーカチ(斗掻)でした。お祝いに集まった人々は、このお裾分けをいただいて、長寿にあやかります

【 沖縄のトーカチユーエーでのお裾分け 】

☆ お裾分けには定番があり、それが「あやかり昆布」!その他、かつお節や塩です。

・ これをたくさん小分けにして、のしを掛けて準備をしてください。

ヒヌカン、お仏壇へはご報告を

お供え物をしたら、家長はヒヌカン→お仏壇の順番で手を合わせ、ご報告をします。

【 ヒヌカン、お仏壇への拝み 】

☆ 「おかげさまで本日、○○が元気にトーカチユーエーの日を迎えることとなりました。どうぞ無事にお祝いをさせてください。

そしてこれからも末永く、元気で過ごせますよう、どうぞお見守りください。」

…これで大丈夫です。沖縄言葉で祈る人々もおばぁのなかには多くいますが、現代の言葉で祈っても、問題はありません。

 

いかがでしたでしょうか、今日は旧暦八月八日、新暦2018年9月17日を前に、沖縄でのトーカチユーエーの祝い方を簡単にお伝えしました。

沖縄に限らず、お祝い事ではさまざまな飾り物、お供え物、おもてなしがあるので、準備が大変ですよね。

自分達でも充分に作ることができますが、インターネットで注文できるお店もあります。例えば…、(有)つむぎ弁当様などがありました♪

今では簡単に家族のみが集まって、ホテルで会食を楽しむ姿も見掛けます。ぜひ、自分達らしいお祝いをしてください。

まとめ

沖縄の米寿の祝い方

・沖縄の年祝い85歳と一緒に祝うこともある
・八升八合のお米に斗掻を三本差す
・稲穂柄の黄色い紅型の羽織を羽織る
・ウチャヌクや重箱などをお供えする
・あやかり昆布や塩、かつお節などを配る
・今日無事に米寿を迎えたことを報告する


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