ヨーカビーは沖縄の悪霊祓い☆火の玉が上がる5つの話 | おきなわごころ、かみさまとの暮らし方

ヨーカビーは沖縄の悪霊祓い☆火の玉が上がる5つの話

ヨーカビーは沖縄の悪霊祓い☆火の玉が上がる5つの話

ヨーカビーは沖縄の悪霊祓いの年中行事です。集落単位で行う行事で、今ではすっかり見なくなりましたが、それでも「火の玉」を気にする方は多いですよね。

…本州の方であれば「とは言っても、火の玉なんて見えないでしょ!」と思うかもしれません。

けれども「ヨーカビーで火の玉を見た」と沖縄で言っても、普通に会話が続きます。…不思議ですよね。

そこで今日は、ヨーカビーと呼ばれる沖縄の悪霊祓い行事と、あちこちで聞く「火の玉」のお話をお伝えします。


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ヨーカビーは沖縄の悪霊祓い☆
火の玉が上がる5つの話

「ヨーカビー」、沖縄の悪霊祓いって?

ヨーカビーは沖縄の旧暦八月八日~十一日(2018年の新暦では、9月17日~20日)に行われる年中行事です。

ただ集落単位で行うため、那覇市などの都市部を中心に、すっかり見なくなった地域も多いのではないでしょうか。

【 ヨーカビー、沖縄の悪霊祓い行事 】

☆ この時期には集落を見渡す丘などに登って火の玉を確認し、「爆竹」を鳴らして悪霊や悪しきものを追い祓います。

・ ただ火の玉が上がった家では、近々(数年以内)には死者が出ると信じられ、ユタさんなどにお祓いをお願いする家も多いです。

このヨーカビーで見る火の玉は「イニンビー(遺念火)」と呼ばれる、悪しきものとか…。死者の恨みつらみが念となっているので、お祓いが必要だと言われてきました。

火の玉の目撃談

この火の玉はイニンビーだけではなく、純粋な火の玉「タマガイ」もあります。

タマガイは一年中目撃談があり、ヨーカビーと同じく、沖縄ではセジのない者でも見ているのが不思議です。セジとは沖縄の言葉で、霊感を差しています。

【 火の玉(タマガイ)の目撃談 】

☆ 家族と話をしながら何気なく外を見ていたら、隣の家へ「タマガイ」が入っていくのを見た方の目撃談です。

・ 「もしや」と思ったのですが、…やはり数日後にその家のおじぃが亡くなっていた…、と言うお話があります。

このように、タマガイはお迎えであったり、お知らせの役割が強いです。そのためヨーカビーでは沖縄の場合、お祓いをするのです。

タマガイ自体は何もしない

この他にもヨーカビー時に沖縄では、「とある道を歩いていたら、大きな十字路の真ん中で果物大のタマガイが見えた。」などの体験談があります。

【 タマガイは飛んでるだけ 】

☆ 目撃談のなかには「驚いて家まで逃げ帰った!」などの話もありますが、このタマガイが追いかけて来たり、目撃者を攻撃することはありません

・ ただその辺りを飛んでいるだけなので、「ここでこれから魂が落ちる」お知らせなのかもしれません。

その昔、戦時中には戦死のお知らせが来る数日前~前日には、このタマガイが見られる、と言われてきました。

家に入るものもあれば、出て行くものも…

ヨーカビーでは沖縄では、「火の玉が家に上ると」お祓いをするとされていますが、実際のお話では「火の玉が隣りの家に入った」などと表現する方も多いです。

【 入る火の玉、出る火の玉 】

☆ そして一方で「外を見ていたら、隣の家から火の玉が出て行った!」との目撃談もありました。

・ 実は、意外にもよくある目撃談で、火の玉が入ったらその家に「厄災が起きる」ことを表し、出て行ったら「厄災が逃げた」ことを表します。

タマガイは明るいと見えない?

このようにタマガイはヨーカビーの日だけではなく、沖縄では頻繁に見られてきましたが、近代ではその目撃談もぐんと少なくなりました。

【 タマガイが見えなくなった理由 】

☆ それは現代では夜も街頭やお店の灯で、すっかり明るくなったから…、確かにヨーカビーを沖縄で行う集落では、夜道が真っ暗です!

…月灯りで過ごしてきた昔の時代、実はタマガイは身近な存在だったのかもしれません。

悪霊祓いに効くとされてるもの

このようにタマガイ自体は何もしませんが、ヨーカビーのように沖縄ではさまざまな悪霊祓いの儀礼があるように、「障り」も耳にします。

そこで、おばぁから聞いた、ユタさんに行く前に家庭で行うヨーカビーでの、沖縄の悪霊祓いの方法をいくつかまとめてみます。

【 ヨーカビー、沖縄で聞く悪霊祓い 】 

般若心経を唱える。

②ヒラウコー(お線香)を焚く。

③大きな紙二枚でハリセンを作り、家族の体を螺旋状にパンパンと叩く。

④火の玉を見た帰りは、ボウルに潮水を張り、手を洗ってから入る。

⑤塩を入れたお風呂に入り、頭のつむじ部分に塩を塗り付ける。

…などなどです。「最近気が沈むなぁ。」「肩こりが激しい」などの症状などがあれば、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

いかがでしたでしょうか、今日はヨーカビーの悪霊祓いに掛け、沖縄でよく聞く、火の玉(タマガイ)のお話をまとめてみました。

上がった家では近々死者が出る…、など、ちょっと不吉な感じもするタマガイですが、地域によっては「タマガイを見た者は幸福になる」…なんて話もあります。

本文中でも書いたように、タマガイ自体には害はなく、そこに漂っているだけ…、大騒ぎをせずに、そっと通り過ぎるのが良さそうです。

旧暦八月は霊が多い時期ともされているので、悪霊を祓うとされるサンやマースなども、安心できるかもしれません。

まとめ

ヨーカビー、火の玉の目撃談

・ヨーカビーは旧暦八月八日~十一日
・高地に上って、火の玉を確認する
・火の玉があれば、爆竹で追い祓う
・ヨーカビーで見る火の玉は「イニンビー」
・普段見る火の玉は「タマガイ」
・火の玉が上ると近々死者が出る
・気になる方はユタさんにお祓いをしてもらう
・火の玉は出て行く時もある(厄が逃げる)
・火の玉自体は飛んでるだけで何もしない
・気になるならサンやマースを持ち歩く


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