【沖縄の御願】屋敷の神様って? | おきなわごころ、かみさまとの暮らし方

【沖縄の御願】屋敷の神様って?

【沖縄の御願】屋敷の神様って?

沖縄には御願文化が今でも暮らしに息づいていますよね。多くの家庭にあるかまどの神様「ヒヌカン(火の神)」を中心にして、家には多くの神様が鎮座しています。

日ごろはヒヌカンに拝みを捧げますが、それはヒヌカンがそれぞれの神様への「ウトゥーシドクル(お通し処)」の役割を担っているから…、屋敷の他の神様へは年に数回、「屋敷の御願」で拝むのが一般的です。

沖縄の屋敷にどのような神様がいるのか、理解して拝みを捧げたいですよね。そこで今日は、沖縄の屋敷に住まう神様についてお伝えします。


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沖縄の「屋敷の御願」で拝む
神様とは?

屋敷の神様の役割

沖縄では屋敷の神様へ御願を行うことで、「悪しき者(物)」を家からはねのけるとされています。「じゃぁ、悪しき者って何?」と思いませんか?

【 沖縄の御願に出て来る「悪しき者」とは? 】

★ 実は沖縄の御願言葉(グイス)では、「ヤナカジ」や「シタナカジ」が出てきてます。「ヤナカジ」とは悪鬼「シタナカジ」は悪霊です。その他にも「チガリムン」と呼ばれる餓鬼などもいるんです。

 

沖縄の屋敷の御願とは

沖縄には御願を捧げる神様が何柱かいますが、冒頭でお伝えしたように、日ごろ拝む神様はヒヌカンだけです。けれども年に三回だけ、屋敷の神様を回って拝む、沖縄の御願行事があります。

【 沖縄の屋敷の御願 】

★ 地域や家によって異なりますが、多くの家で旧暦2月・8月・12月の三回のみ、ヒヌカンを通してではなく、それぞれの屋敷の神様へ拝みます。

・ ヒヌカン→お仏壇(ある家では)に拝んだ後に、お盆にお供え物とビンシーを携えて、屋敷の神々を回るのが慣習です。

この詳しい拝み方は、また別の記事で改めてお伝えしますね。

旧暦2月・8月・12月に拝む意味

沖縄では家や地域によっても拝む時期や回数が違いますよね。そんななかでも最も多く拝まれるのは旧暦12月24日の年末です。この日は沖縄では屋敷の御願とともに、ヒヌカンも年末年始を天で過ごすために帰る日でもあります。

【 旧暦2月・8月・12月の拝み 】

★ 旧暦の2月・8月は春と秋のお彼岸時期に合わせて行う家が多く、日にちは彼岸の入り後であればいつでも問題ありません。

・ 旧暦12月は前述のように24日に行います。

朝から家を掃除してヒヌカンの灰などをキレイにした後、夕方頃から屋敷の御願→ヒヌカンのお見送りの儀礼を行うのが一般的です。

沖縄の屋敷の神様

沖縄の屋敷の御願で拝む神様は、お仏壇の御先祖様(祖霊)を含め6柱あります。ただ、「ユンシヌカミ」と呼ばれる四隅の神様は東西南北にいるので、それも加えると10柱です。

【 沖縄の屋敷の神様 】

① ヒヌカン(火の神) … 神様へのお通し処で、最初に拝む神様です。
② 御先祖様(お仏壇)
③ ユンシヌカミ(四隅の神) … 前述のように東西南北にいます
④ ジョウヌカミ(門の神) … 門にいる神様です。
⑤ フールヌカミ(トイレの神)
⑥ ナカジンヌカミ(中陣の神) … 家の外、玄関から門の間にいます。

マンションで拝むには?

以上が沖縄の屋敷の神々ですが、昔ながらの屋敷の御願ですから、平屋の一戸建てでの拝み方になることは否めません。今ではマンションやアパート住まいの方々も多いですよね。この場合でも沖縄の屋敷の御願はできます。

【 沖縄のマンションでの屋敷の御願 】

★ 実は、一戸建てでの屋敷の御願では回りませんが、この他にも「トゥパシラヌカミ(戸柱の神)」もいます。コチラも大切な神様、言わば大黒柱です。この神様へ拝みを捧げてください。(トゥパシラヌカミへの拝み方についても、改めてお伝えします。)

・ トゥパシラヌカミは屋根の大きな柱、木材でしたが、今ではマンション住まいの場合には、玄関口で扉に向かって拝みを捧げれば問題ありません。

また、ヒヌカンを仕立てていない家もありますが、この場合にはトイレに住まう「フールヌカミ」をヒヌカンの代わりに拝むと良い、と言うユタさんもいます。
 

いかがでしたでしょうか、今回は沖縄の屋敷の御願で拝む、家を守ってくれる神々についてお伝えしました。屋敷の神様のなかに御先祖様であるお仏壇(祖霊)が含まれている点が、興味深いですよね。

こちらも家や地域によって違いますが、沖縄ではこの屋敷の神様のなかでも「フールヌカミ(トイレの神様)」が、一番権威があるとされています。だから、ヒヌカンがない家ではフールヌカミへ拝むのかもしれません。

フールとは沖縄で「豚便所」、つまり豚の便所を差していました。あらゆる場所や物に神様が宿っている、八百万の神様に守られて暮らす、沖縄の御願文化を感じることができます。

【 屋敷の御願に関する拝み 】

【沖縄の御願】屋敷の神様って?
屋敷の御願の進め方☆家族が疲れたら行いたい5つの流れ
屋敷の御願のお供え物☆イラストで詳しく解説します
マンションで屋敷の御願☆家の神々への拝み方

屋敷の御願で何を祈る?①最初に拝むヒヌカンへのグイス
屋敷の御願で何を祈る?②祖霊とユンシヌカミへの廻り方
・屋敷の御願で何を祈る?③ユンシヌカミへのグイス
・屋敷の御願で何を祈る?④ジョウヌカミとフールヌカミ
・屋敷の御願で何を祈る?⑤最後に拝むナカジンヌカミ

※リンクが繋がらない記事は、まだアップされていないものかもしれません。順次アップしていきますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

まとめ
沖縄の屋敷に住まう神様とは
・家から悪しき者をはねのける
・台所、トイレ、門、中陣、四隅に神様がいる
・お仏壇も祖霊として拝む家が多い
・2月・8月・12月、年に三回は神様を回る
・日ごろは火の神が「通し処」になっている
・マンションでは戸柱の神へ拝む


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